「ヒト」に向き合う移住コーディネーター
2022年5月10日
互いを知ることがいい移住の始まり。
「のどかな山の風景や空気、街までの程よい距離感、高速道路のインターが近くて、静岡や名古屋にも1時間で行ける。こんな便利な田舎はなかなかないと思います。」
浜松市東区出身の井上さんは、高校卒業後に地元を離れ、15年以上東京で生活。6年前に浜松市が行う「浜松山里いきいき応援隊」に応募し、引佐地域に着任したのがUターンのきっかけでした。現在は、鎮玉地域に暮らしながら「浜松移住コーディネーター」として、中山間地域を中心に移住希望者の相談を受け、地域を繋ぐお仕事をされています。
ご自身の東京からの移住経験と山間地域での実際の暮らしも、相談者の方へのリアルな対応に結びついているそうです。そんな井上さんにこれからの鎮玉地域へ移住を考えている方へのアドバイスを聞きました。
「鎮玉地域は、年々企業が増えている都田地域や、大型ショッピングセンターのある浜北地域にも30分で通えて、企業に勤めながら田舎暮らしを楽しむことも十分に可能な場所です。ただ、車の運転は必須ですし、ご近所や地域とのおつきあい、自然に囲まれた生活など、まちの暮らしとはだいぶ違う部分もあります。私自身、長年の東京生活からの田舎暮らしでしたが、個人的に不便さはそこまで感じませんでした。それよりも、季節の移り変わりを肌で感じ、山の素材の恵みをいただき、地域の人と声を掛け合う・・・そんな日々の暮らしに、むしろ豊かさを感じています。ぜひ、そんな暮らしを皆さんにも味わってほしいですね。」